Novaのエディタには編集中の書類内を検索するためのバナーがありますが、検索サイドバーを利用することで、複数のファイルに対して検索や置換を行うことも可能です。
検索サイドバーには以下の設定が含まれます:
検索および置換フィールド
検索したい文字列を検索フィールドに、マッチした文字列を置換したい場合はその文字列を置換フィールドにそれぞれ入力します。
検索サイドバーオプション
このメニューから、検索の実行方法に関する以下の各種オプションに、アクセスすることができます。
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Contains: 検索対象のあらゆる箇所で検索語とマッチする文字列が表示されます。
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Matches Word: 検索語に完全にマッチする文字列のみが表示されます。例えば、“cat”は“catalog”とはマッチしなくなります。
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Begins With: 検索語が単語や行の_先頭_にある場合のみマッチします。
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Ends With: 検索語が単語や行の_最後_にある場合のみマッチします。
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Regular Expression: オンにすると、検索文字列は入力された文字列としてでは無く正規表現として処理されます。正規表現とは強力なパターンマッチング言語です。正規表現についての詳細はお気に入りのインターネット検索エンジンを活用し、ウェブ上にある豊富な解説をご参照ください。
大文字小文字を区別
検索時、Ignore Case(大文字小文字を区別しない)か_Match Case_(区別する)かを選択します。(“cat”を検索した際に、“CAT”をマッチさせるか否かを設定します。)
検索
現在のワークスペースにあるすべてのファイルに対し、検索フィールドに入力されたテキストで検索します。
すべてを置換
検索文字列とマッチしたすべてを、置換文字列で置き換えます。その際、置換された数量が置換フォールド内に数字で表示されます。
検索範囲設定
サイドバーの上部には、検索の範囲を設定するための3つのオプションがあります。
- プロジェクト を選択すると、プロジェクトフォルダ内を検索します。
- 開いているファイル を選択すると、現在Novaで開いているファイル内のみを検索します。
- フォルダ を選択すると、指定したフォルダ内のみを検索します。デフォルトではプロジェクトフォルダが検索対象となりますが、メニューから任意のフォルダを指定することが可能です。
左下には検索フィルターを指定するためのボタンがあります。検索フィルターは検索対象を絞り込むための強力で柔軟なシステムです。
Search Filters表示では、Novaが検索を実行するファイルに関するルールを組み合わせ、フィルタを作成することができます。 フィルタはファイル名、絶対ファイルパス、 相対ファイルパス、ファイル拡張子、書類の状況そしてソース管理状況の各項目を利用して設定が可能です。この機能を利用することで、Novaで開かれていないGitでコミットされていない変更された.jsファイルのみをヒットさせる、という様なことも可能です。また、これらのフィルタを保存しておき、後で使用することもできますし、個々のフィルタをオン/オフ切り替えることもできます。
プレイスホルダーを活用する
検索したい文字列が一貫したパターンに収まる変化したものである場合、プレイスホルダーが便利です。各フィールドの青い星をクリックすると現れるメニューから挿入可能です。
このアイコンをクリックすると最近使った検索文字列が表示され、すばやく再利用できます。また検索および置換フィールドで利用可能なプレイスホルダーも表示されます。検索したい文字列が一貫したパターンに収まる変化したものである場合、プレイスホルダーが便利です。各フィールドの青い星をクリックすると現れるメニューから挿入可能です。
検索フィールドでは以下のプレイスホルダーが利用できます:
Any
- すべての文字列にマッチします
Word
- すべての単語にマッチします
#
- すべての数字にマッチします
_
- すべての空白にマッチします
→
- すべてのタブコードマッチします
Break
- すべての折り返しにマッチします
⏎
- すべての改行コードにマッチします
置換フィールドでは、タブコードおよび改行コードプレイスホルダーがサポートされます。