接続する
PromptはSSHおよびTelnetへの接続をサポートしたiOS用ターミナルエミュレータです。
よく接続するサーバを予め保存することができ、フォルダで管理することも可能です。設定後はサーバ名をタップするだけで接続できるようになります。
サーバ名の右隣にある情報アイコン"i"をタップすると、サーバ情報を編集することが可能になります。

お気に入りのサーバリストの上には、2つの接続オプションがあります。
- クイック接続
- サーバリストに保存されていない新しいサーバに接続したり、1度きり接続する場合に選択します。
- 共有サーバリスト
- ローカルネットワークで利用可能な共有サーバのリストが表示されます。
サーバ設定
Promptを起動し、左下にある +** ボタンをタップします。続けて**新規サーバ接続…**をタップします。
すると、必要な設定を行うためのパネルが表示されます。
- 名前
- このサーバ設定を判別するための名前です。お気に入りサーバリストで表示される表示名になります。
- サーバタイプ
- SSHかTelnetを選択します。
- アドレス
- 接続先のサーバアドレスを入力します。
- ポート
- サーバに接続する際のポート番号を入力します。ほとんどの場合デフォルトで設定されている (22) が使われます。
- ユーザ名
- サーバに接続する際に必要なユーザ名(ユーザID)を入力してください。
- パスワード
- サーバに接続する際に必要なパスワードを入力してください。(鍵交換方式の場合は、鍵アイコンをタップし秘密鍵を選択してください。設定が完了すると鍵アイコンが紫色に光ります。)
パスワードを保存せず、接続の度に入力する場合は空欄にしてください。
サーバアドレスやログインユーザ名などの接続情報に関し、何を入力したら良いのか分からない場合は、サーバ管理者にお尋ねください。
詳細設定
サーバ接続画面の下部にあるサーバ設定**をタップすると、オプションとして詳細設定画面が開きます。

- テキストエンコード
- 接続のサーバで使用するテキストエンコード設定です。タップすることで変更が可能です。
- 保存先
- サーバ設定をフォルダで管理する際、どのフォルダに保存するかを選択します。
- 初期コマンド
- 接続開始時にサーバに送信したいコマンドを設定することができます。
- ターミナルタイプ
- サーバと接続する際、どのタイプのターミナルとして振る舞うかを設定できます。通常、この設定を変更する必要はありません。
- Deleteで^Hを送信
- 一部のサーバでは
Delete
キーに異なる操作が割り当てられていることがあります。期待通りにdeleteキーが動作しない場合はこのオプションをオンにしてみてください。 - 終了時に切断
- Appの終了時、サーバとの接続が継続している場合は自動的に切断します。
- 認証エージェント転送
- 接続先のサーバで認証エージェント転送を行う際はこのオプションをオンにします。詳しくはSteve Friedl’s Tech Tips Guide(英語)をご参照ください。
- 自動コード補完
- オンにすると、Terminalで使われるコマンドを入力中にサジェストします。
- プロンプト文字
- サーバで使われるプロンプト文字を設定します。サーバに接続し、
$ command arg1 arg2
と表示される最初の$
がプロンプト文字です。 - ホスト鍵
- ホスト鍵フィンガープリント値の確認や削除が行えます。
- 自動コード補完をリセット
- 実行すると、学習したサジェスト候補を消去しリセットします。
ターミナル
サーバ接続に必要な情報を入力したら接続**ボタンをタップし、サーバに接続します。正しく接続されるとターミナル表示に切り替わります。
ターミナル表示ではOS Xに搭載されているターミナル.appと同様、キーボードによるコマンド入力により様々な操作が行えます。
加えて、Promptには自動コード補完機能が搭載されています。また、エディタのようなコピー&ペースト機能が搭載されており、ダブルタップすることで利用できます。
また、よく使うキーを網羅したスペシャルキーボードも搭載されています。プリセットのキーだけでなく、任意のキーを割り当てることも可能です。

右端のセッションアイコンをタップすると、複数のサーバセッションを切り替えることができます。
環境設定
接続パネルの右下にあるギアアイコンをタップするとPromptの環境設定パネルが開きます。

環境設定には、下記の項目があります:
- テーマ
- Appやターミナルのテーマやフォント、フォントサイズの設定が行えます。
- フォントサイズ
- ターミナルで表示されるフォントのサイズを変更できます。
- ベル
- オーディオベル、ビジュアルベル、なし、両方から選択可能です。
- 自動ロックしない
- オンにすると、Promptの使用中はiOSをスリープ状態にしません。
- Panic Sync
- アカウントを作成しログインすると、サーバ設定やクリップ、認証鍵をデバイス間で同期できるようになります。
- クリップ
- よく使う文字列を登録し、すぐに挿入できるスニペットを登録したり管理したりすることができます。
- 認証鍵
- SSH接続に利用する認証鍵の管理や読み込み、生成が行えます。
- Touch IDとパスコード
- オンにすると、Promptの起動時にTouch IDやパスコードが求められるようになります。
- キーボード
- オンにすると、サードパーティ製のキーボードAppが利用可能になります。
- Promptについて
- 現在利用しているPromptのバージョンやビルド番号が表示されます。サポート時にこの番号をお伝えいただくと、問題の解決に役立ちます。
- サポート
- Promptをお使いいただく上でお困りだったり、ご意見がありましたら各サポートチャンネルからお問い合わせください。詳しくは次の章のヘルプをご参照ください。
ヘルプ
Promptのサポートはメールでお受けしています。メールアドレスはsupport@japan.panic.comです。
お問い合わせの際、PromptのバージョンおよびiOSのバージョンをお知らせいただけると問題の解決に役立ちます。
またお問い合わせの際はお困りのことに関して、簡潔にお知らせください。またどのような結果を期待され、どのような操作を行い、その結果がどうだったかをお知らせいただけると助かります。
表示上の問題でしたら画面ショットを添付いただくのも良いアイディアです。ホームボタンをスリープボタンを同時に押すと画面ショットが撮影され、カメラロールに保存されます。
クラッシュした後、レポーターが起動する場合はクラッシュレポートをお送りください。設定AppのPromptセクションにてお名前とメールアドレスをあらかじめ入力いただくと、クラッシュレポートの送付元として設定され、折り返しのご連絡がしやすくなります。
