私たちはアプリケーションを設計する際、ほとんどのお客様の環境で十分に動作するデフォルトの設定と柔軟性を持たせるためのいくつかの設定項目を設け、あらゆる設定を事細かに行わなければならないような混乱を招かないよう常に考え、配慮しています。

一方で、稀に起こる現象に対応するための隠された設定も準備しています。ユーザインタフェースの煩雑さを避ける一方で、お客様の環境で起こるレアケースを解決するために使われます。

隠された設定の問題: それは文字通り隠されており、現在まで発見もされず、文章化されてきませんでした。

よりTransmitに精通したいあなたのために、ここにご紹介します:


機能の有効化/無効化

defaults write com.panic.Transmit CopyURLWithoutLogin 0
リモート項目のURLをコピーする際、ログイン情報(user:password@example.com)をURLに含めないようにします。(再び含めるには1に設定します。)
defaults write com.panic.Transmit RendezvousEnabled NO
ローカルネットワーク上の共有サーバを検索しないようにします。(Transmit 4のみ)
defaults write com.panic.Transmit TranscriptLogExpiresAfterDays 7
~/Library/Application Support/Transmit/Logs/にアーカイブされているトランスクリプトログの保存日数を設定します。デフォルトは7です。
defaults write com.panic.Transmit OpenMountedFinderWindow 1
Transmit ディスクのマウント時、Finderウインドウを開きます。(0にすると無効化されます。)

OS設定の上書き

defaults write com.panic.Transmit AppleLanguages "('en-US')"
OSで優先される言語設定を無視し、任意の言語でTransmitを起動させることができます。
defaults write com.panic.Transmit NSAppSleepDisabled -bool YES
TransmitのApp Napを無効にします。 App Napについての詳細はこちら(英語).
defaults write com.panic.Transmit NSQuitAlwaysKeepsWindows -bool false
macOSの復元機能をTransmitに対してのみ無効にします。システム環境設定 > 一般にある アプリケーションを終了するときにウインドウを閉じる 設定をオンにした状態で、Transmitの起動時には常に新規ウインドウを開くようになります。ヒント: 常にでは無く、任意に行いたい場合は Shift キーを押しながらTransmitを起動してください。

デバッグのためのログオプション

defaults write com.panic.Transmit UseVerboseLogging 1
リモートサーバとの接続やファイル転送に関する追加のログをコンソールに出力します。

これらの設定は、ユーティリティフォルダ内にあるターミナル等のターミナルアプリケーションを起動し、上記のコマンドをペーストしてReturnキーを押すことで有効になります。

入力例:

My-iMac:~ panic_user$ defaults write com.panic.Transmit CopyURLWithoutLogin 0
My-iMac:~ panic_user$ █