接続先のサーバのファイルリストが正しく取得できなかったり、予期しない接続トラブルが発生したりする時、私たちのテクニカルサポートから詳細サーバ設定の項目の編集をお試しいただくことがあります。
詳細サーバ設定は、一般的なサーバとは異なる振る舞いをする一部のサーバに対応するための設定を提供します。ほとんどの場合、この設定を変更する必要は無く、不要な変更をお勧めしません。
詳細サーバ設定を開くには:
- Transmit > 環境設定… を選択します
- 詳細(タブ)を選択します
- 詳細サーバ設定… ボタンを押します
サーバ欄でデフォルトが選択されている場合、このパネルでの変更はすべてのサーバ接続に影響します。+ ボタンを押し任意のサーバを追加することで、サーバ毎の設定を構成することも可能です。
利用可能な設定項目
- サーバタイプ
- Transmitの出荷時設定で、ほとんどのサーバがカバーされており、また接続時にサーバタイプを自動的に検知し正しく振る舞おうとします。しかし、接続先のサーバのFTPパッケージが明確だったり、Transmitが期待通り動作しなかったりする場合はこの設定を変更します。
- リストスペース値
- ファイルリスト区切りに使用されている値を選択します。具体的には日付と時刻の間のスペース数をこの設定で定義します。
- テキストエンコード
- あなたのサーバで使用されているファイルリストのテキストエンコーディングをTransmitが正しく処理できない場合、ポップアップから適切なエンコーディングを選択します。
- ユニコードの正規化
- ユニコードの正規化処理の方法を選択します。LinuxやWindowsベースのサーバではNFCが使用され、macOSベースのサーバではNFDが使用されるのが一般的です。(より詳しい情報はウィキペディアのUnicode正規化およびUnicode Normalization Formsをご参照ください。)
- 同時接続数の上限
- 接続先のサーバがセッション数に制限を設けている場合はここで設定します。
- タイムアウト時間
- タイムアウトまでの待機時間を設定します。
- 混雑時のリトライ
- サーバがビジー状態の時、リトライまでの待機時間を設定します。
- 変更日の保持を試みる
- ファイルを転送する際、項目の変更日を保持しようとします。プロトコルやサーバによってサポートできない場合があります。
- 長時間の転送時に接続の維持を試みる
- 転送が完了するまで、接続を有効に保つコマンドを定期的に送ります。
- FEATコマンドを使用する
- サーバがサポートしている場合に限りFEATコマンドを送信します。
- MLSTコマンドを使用する
- 時刻をより正確に取得するためのMLSTコマンドを送信します。
- CCCコマンドを使用する
- 互換性を確保するため、FTPS(TLS/SSL)プロトコルで接続する際に安全な接続の確立後に平文にします。
- PRETコマンドを使用する
- PRETコマンドを送信します。
- TLS v1.2暗号化を使用する
- 有効にすると、FTPS(TLS/SSL)およびFTPS(Implicit SSL)接続時に適用されます。(Transmit 5ではデフォルトで有効化されています。)