私たちはアプリケーションを設計する際、ほとんどのお客様の環境で十分に動作するデフォルトの設定と柔軟性を持たせるためのいくつかの設定項目を設け、あらゆる設定を事細かに行わなければならないような混乱を招かないよう常に考え、配慮しています。

一方で、稀に起こる現象に対応するための隠された設定も準備しています。ユーザインタフェースの煩雑さを避ける一方で、お客様の環境で起こるレアケースを解決するために使われます。

隠された設定の問題: それは文字通り隠されており、現在まで発見もされず、文章化されてきませんでした。


以下の設定を行うには、お気に入りのターミナルアプリ(例えば、アプリケーションフォルダ内の_ユーティリティ_フォルダに含まれる ターミナル)を開き、コマンドをペースト入力した後、Returnキーを押します。

例えば:

My-iMac:~ panic_user$ defaults write com.panic.Coda2 SingleLineComments YES
My-iMac:~ panic_user$ █

機能の有効化/無効化

defaults write com.panic.Coda2 KnightRider -bool True
システム環境設定の外観モード設定に関わらず、常にダークモードを使用します。注意: 本設定はmacOS 10.14 (Mojave) 以降が必要です。
defaults write com.panic.Coda2 SingleLineComments YES
コメントアウト時、常に1行コメントにします(編集中の言語が1行と複数行の両方をサポートしている時)。
defaults write com.panic.Coda2 RenderTabThumbnails -bool False
タブバーに表示される編集中の書類のサムネールを無効化します(外部プラグインや自動再生されるメディアを含むページの編集時、特に役立つ設定です)。
defaults delete com.panic.Coda2 dont.ask.again.result.publishConfirmation
公開アップロード時、確認シートを表示するようにします(隠す設定が有効の時)。
defaults write com.panic.Coda2 StringLengthToStopHighlightingAndWrapping -int 300000
Coda 2は巨大なファイルを開く際、自動的に言語カラーリングと行の折り返しを無効にしており、そのしきい値となる文字数を設定します。(デフォルトは1224000です)。
defaults write com.panic.Coda2 EditorLineHeight X
エディタの行の高さを設定します。上記の X に0以上の数値の入力が可能です。2.5 や 3 などの小さな数値から少しずつ増やし、お好みの数値を見つけてください。

OS設定の上書き

defaults write com.panic.Coda2 UseGlobalFindPasteboard NO
システムのペーストボード共有をオプトアウトします。これによりCoda 2の検索バナーで、他のアプリケーションで使用した検索文字列が現れなくなります。
defaults write com.panic.Coda2 AppleLanguages "('en-US')"
OSで優先される言語設定を無視し、任意の言語でCoda 2を起動させることができます。

デバッグのためのログオプション

defaults write com.panic.Coda2 SiteIndexLoggingLevel -int 3
サイト設定のインデックス化に関する追加のログをコンソールに出力します。
defaults write com.panic.Coda2 UseVerboseLogging 1
リモートサーバとの接続やファイル転送に関する追加のログをコンソールに出力します。
defaults write com.panic.Coda2 DebugLogging -bool YES
Panic Syncに関する追加のログをコンソールに出力します。